SAは「動くトラックの展示会場」!? サービスエリアで出会った様々なトラックたち

SAのトラックゾーンには、ドライバーの個性や安全へのこだわり、プロの技、珍しい特殊車両まで、トラックの魅力が凝縮されている。

ウィンドウが語るドライバーの素顔

一般のドライバーがトラックを最も多く目にする場所といえば、高速道路のサービスエリア(SA)だろう。トラックの駐車ゾーンを歩いてみると、そこにはドライバーの個性や生活を想像させる装飾から、普段はなかなか目にできない特殊車両まで、さまざまな発見がある。

フロントウィンドウの飾りは、ドライバーの人柄や日常を想像させる。箱入りや少しつぶれた「リラックマ」を飾り、すべて白いコリラックマでそろえた車両からは、その愛着ぶりが伝わってくる。ウィンドウに挟まれた「ちいかわ」と黒いカーテン、チンチラのダッシュマットという組み合わせも独特だ。

仲良く寄り添う2匹のカエルのマスコットは、「無事帰る」にかけたお守りなのだろう。小さなアンパンマン、大きなバイキンマン、ホラーマンを飾る車両からは、家庭で待つ子どもの存在や「今日もご安全に」という願いまで浮かんでくる。

街を支えるプロの技と足回りへのこだわり

SAの端でも強い存在感を放つのが、巨大な重機を積んだトレーラーだ。中でも、傷んだ道路のアスファルトを削る「路面切削機」は、街中ではあまり見かけないだけに迫力がある。長大なダンプフルトレーラーや、重さ30kg以上のシートを完璧に張った平ボディのセミトレーラーからも、プロの技を感じられる。

足回りにもドライバーのこだわりは現れる。10本のホイールナットのうち半分だけを尖らせたナットキャップや、迫力を引き立てるホワイトレタータイヤは見た目にも印象的だ。一方で、「連結式ナット回転指示インジケーター」を装着した車両や、短時間の休憩でも輪留めを徹底する4tトラック、引越し業者の車両などからは、安全を優先するプロ意識が伝わってくる。

アートから特殊車両までの驚き

荷台の中身が透けて見えるような楽しいグラフィックを施したトラックもあれば、消防法で定められた危険物を運ぶため温度計を備え、庫内を20℃に管理したコンテナトレーラーもある。さらに珍しいのが「馬運車」だ。後部の窓から馬が顔を出し、前後でサイズの異なるタイヤと2種類のスペアタイヤを備えた構造は、思わず目を奪われる。

SAのトラックゾーンは、まさに「今、動いているトラックの展示会場」である。安全へのこだわりやプロの技術だけでなく、ドライバーのぬくもりや生活感まで詰まっている。SAに立ち寄った際は、トラックエリアにも足を伸ばしてみたい。

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