油圧警告灯が点いたら走っていい?赤いオイルマークの対処法

赤いオイルマークの油圧警告灯が点灯したら、基本的に走行を続けない。安全な場所に停車してエンジンを止め、オイル量を確認する。油量が正常でも消えない場合は、油圧系統の異常も考えられるため整備工場などに連絡したい。

赤いオイルマークは「オイル不足」とは限らない

トラックのメーターに表示される、オイルジョッキのような赤いマークが油圧警告灯だ。これは単純に「エンジンオイルが少ない」ことだけを示すランプではなく、エンジン内部にオイルを送るための油圧が十分に確保できていない可能性を知らせる警告である。

エンジンオイルは、内部の金属部品を潤滑し、摩擦や焼き付きを防ぐ重要な役割を担っている。そのため油圧が大きく低下した状態で走行を続けると、エンジン内部に十分なオイルが行き渡らず、重大な損傷につながるおそれがある。

実際、いすゞでは油圧が確保できない状態で走行を続けた場合、エンジン焼き付きや走行不能につながる可能性があるとしている。

点灯したら安全な場所に停車してエンジンを止める

走行中に油圧警告灯が点灯した場合は、「目的地まであと少しだから」と走り続けるのは避けたい。まず周囲の交通状況を確認し、安全な場所に停車してエンジンを停止する。

その後、車両の取扱説明書に従ってエンジンオイル量を確認する。オイル量を測る場合は平坦な場所に停車し、エンジン停止後、一定時間待ってからレベルゲージを確認するのが基本だ。

いすゞでは、エンジン運転後にオイル量を確認する場合、車種によって20~30分以上待って点検するよう案内している。オイル量が不足している場合は、指定されたオイルを適正量まで補給する。

ただし、オイルを足せば必ず走行できるという意味ではない。大量のオイル漏れがある場合や、異音、焦げたような臭いなどがある場合は、エンジンを再始動しないほうが安全だ。

オイル量が正常でも警告灯が消えないなら走らない

オイル量を確認して正常だったにもかかわらず油圧警告灯が点灯する場合は、オイルポンプや油圧センサー、オイル通路などに異常が発生している可能性がある。

つまり、「オイルが入っているから大丈夫」と判断して走行するのは危険だ。

エンジンを再始動しても警告灯が消えない場合や、一度消えても再び点灯する場合は、そのまま走行せず、整備工場や販売店、ロードサービスなどに連絡して点検を受けたい。

赤い油圧警告灯は、エンジンの重大な故障につながる可能性を知らせる警告のひとつだ。点灯したときは走行継続ではなく、「停車・エンジン停止・オイル量確認」を基本対応として覚えておくとよい。

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