荷物の積み方指南 コツが分かれば効率アップ

多くの荷物を運搬するには色々なコツがあるのをご存知でしょうか? 軽貨物などの小規模なものから大型トラックまで、荷物の積み込みは効率を上げるため、さらには荷物を安全に運ぶための技やコツが多くあるのです。

外から見ているだけだと、なかなかわかりにくい荷物の積載方法ですが、ここではその一部を紹介していきましょう。

実際にトラックなどに荷物の積み込みをするとわかりますが、何も考えずにポンポンと積んでしまうと非常に後の作業効率が悪くなるのです。そのためには積むときとおろすときの両方を考える必要がありますが、まずは積み方と荷物の基本を解説します。

バラ積み

バラ積みとは、荷物が1箱ずつバラバラになった状態。おもにドライバーが手で積み込みます。このバラ積みが採用されるのは、近距離ルート配送、コンビニ配送、引っ越しなどです。

パレット積み

パレット積みは、パレットを使って、荷物を何箱かまとめて積み込むことです。パレット積みは、フォークリフトを使って行われます。

では実際の荷物の積み方を説明していきましょう。

まず前後左右の重量バランスを考えて積むことが重要です。荷物を運搬するトラックは直線ばかりではなく、右折左折を含むカーブを何回も通過します。

このとき荷台には遠心力がかかり、前後左右のバランスが整っていないと荷物が崩れてしまう可能性があるのです。そのため荷積みの基本としては前後左右のバランスを取るのがポイントです。

次に重い荷物は下、軽い荷物は上という原則です。

重い荷物は下に、その上に軽い荷物を積んでいくのが基本です。この手順を無視すると、下の荷物が潰れて荷物が破損するだけでなく、全体のバランスが崩れる可能性が高くなります。形や大きさ重さの異なる荷積みには、荷物の重量を考慮しながらバランス良く積み上げる技と経験が必要となります。

隙間を作らない

荷台の中に隙間があると、運搬中のブレーキや振動が原因で荷物が動いてしまうことがあります。そのため手積み、パレット積み問わず、なるべく隙間を作らずに荷物を積み入れるのがポイントです。荷物の形や大きさ、量によってはどうしても隙間ができてしまうことがありますが、この場合は緩衝材で隙間を埋める、倒れやすい形状の荷物はあらかじめ倒して積む、専用のベルトで固定するなどの方法が有効です。

荷物の降ろす順番を考えて積む

簡単なようで、経験がないと意外と気が付かない注意点です。降ろす順番を考えずに積んでしまうと、荷台の奥の方から積み荷を出すために手前の物を全部降ろすような事態に陥ります。そこで積むときは必ず降ろす順番が早いものを取りやすい手間に積むことが大切です。

いかがだったでしょうか。当たり前で簡単だと思われる荷積みにもいろいろなコツと手順があることがお分かりいただけたと思います。

最後に荷積みのコツをまとめておきますので、もし今後荷物を運ぶ機会があれば参考にしてみてください・

・全体のバランスを考慮する

・重い荷物は下に・軽い荷物は上に積む

・荷物の高さを揃える

・隙間やはみ出しを作らない

・配送順を考慮する

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