トラックの後部に貼ってあるJABIAステッカーの正体とは?

トラックの後部には様々なステッカーや注意書きなどが書かれていますが、そのなかに「JABIA」と書かれたものがあるのですが、これが何を意味するかを知る人は少ないかもしれません。

そのステッカーをよく見ると「日本自動車車体工業会」「環境基準適合」といった文字が書かれていますが、その正体も意味もよくわからないというのが一般の人の正直なところでしょう。そこで、今回はよく見かけるけど正体が分からないJABIAについての解説です。

先ほどこのJABIAステッカーには「環境基準適合」と書かれていると説明しましたが、ステッカー自体を「環境基準適合ラベル」と呼びます。

JABIAは通称ジャビアと呼ばれ、「はたらくクルマ」にまつわる安全・環境に向き合い、ルールを定め、それを業界に広める団体のことで、トラック・バンの架装メーカーやバス車体、トレーラーや各種特装車の製造会社で構成されているのです。そして正式な団体名は「一般社団法人 日本自動車車体工業会」です。

そして、このJABIAが定めている規格が「JABIA規格」でありJABIAが発行する様々な規格を意味します。

このラベルには「ホワイトラベル」と「ゴールドラベル」の2種類あるのですが、ホワイトラベルにさらに3つの要件を満たしている車体に貼られるのがゴールドラベルです。

そしてその三要件は以下のとおりです。

・商用車架装物の使用材料のリサイクル可能率が95%以上であること

・(社)日本自動車車体工業会における『環境負荷物質自主取組み基準』を満足していること

・当該製品が、JABIAが指定する第三者が認定した環境認証取得工場で生産されていること

トラックの後ろを走る機会があれば、ぜひこのJABIAのステッカーを探してみてください。そのステッカーの意味を知っていると、ついついホワイトかゴールドかを気にしてしまうと思います。JABIAについてさらに詳しく知りたい場合は以下のサイトで詳しく紹介されています。

一般社団法人 日本自動車車体工業会

https://www.jabia.or.jp

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