道路工事現場のアイドル? 光太郎君と花子ちゃん

道路工事はインフラを支えるためには絶対に必要なのだが、ドライバーからすると渋滞が起きてイライラの原因になることもしばしば。しかし、そんな殺伐とした道路工事現場を明るく照らしてくれるアイドルがいるのをご存じだろうか? それが光太郎君と花子ちゃんだ。正式には「i光太郎くん」と「i花子ちゃん」の2名、NEXCO東日本の公式キャラクター、というかバルーン式人型交通誘導安全標識だ。

最近では導入も増えてきて、ふたりの姿を見たことがある人も多いかもしれない。

この人形は昼間も夜間も見えやすいエアーバルーン型の人型安全誘導標識で、高輝度LED内蔵で夜間も高い視認性を確保している。また軽量コンパクトで持ち運びや設置撤去も簡単なのだ。さらに両面デザインなので、左右どちらの誘導方向にも対応しているという優れもの。道路工事現場の状況が多岐にわたるため、それに対応する性能を持ち合わせているということだ。

ちなみに光太郎くんと花子ちゃんを製造しているのは株式会社アークノハラという企業で、光太郎くんと花子ちゃんの製品名は「エアー誘導くん」と「エアー誘導ちゃん」だ。

株式会社アークノハラHP

https://arc-nohara.co.jp/products/safety/air-yudokun_air-yudochan.html

さらにこうした誘導人形はほかにも存在するが、とくに有名なのが「安全太郎」。驚くべきことに安全太郎は50年の歴史を持つ大ベテランなのだ。

まだまだ道路工事の現場を守る人形はたくさんある。例えば東亜技研株式会社が制作する「エアーガードマン」もそのひとつ。

エアーブロー式誘導ロボットと呼ばれるこの製品は、従来のエアーバルーン製品に不足していた「動き」を流動点滅式LED矢印板の採用でカバーしている。アーム部にLED合図灯を取付け可能。本体にはLED照明装置を3灯備え、夜間の視認性も高い。

さらにエアーガードマン【move ムーヴ】も紹介しておこう。

エアーブロー式誘導ロボットというのは前出のものと同じだが、従来のエアーバルーン製品にはない「動き」があるのだ。また走行・追越規制は、腕を振る方向を変えることで対応できる(矢印板の方向も変更可能)。

よほどの渋滞中でない限り、あっという間に通り過ぎてしまう工事現場。そこで日夜安全を守ってくれる人形たち。

こうした製品を製造する企業の公式ホームページを覗いてみてほしい。一日24時間、一年365日活躍する小さな安全誘導ロボット人形の姿を見ることができる。

東亜技研株式会社HP

https://toagiken.co.jp

トクデンコスモ株式会社HP

http://www.tokuden-c.com/

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