
トラックパーツ専門ショップには。一般的な乗用車には使わない、装着できないパーツが山ほど売られている。しかし、そうした専門ショップには、トラックにはなくてはならない機能性の高いアイテムも数多い。これは何に使うの? どこにつけるの? というようなパーツから、見たことある、なんとなく想像がつくというものまでをスライド編集部が独断でピックアップしてみたぞ。
まずはタイトル下の赤いホースが目立つアイテム。これがなにかわからない方はぜひこちらをを読んでください。
エアダスターキットという製品。エアタンクの圧縮空気を利用してキャビン内でもエアガンが使えるという優れもの。ちょっとでもクルマに詳しい方なら、これがどれほど便利なものかはわかるはず。エアガンのノズル部分の形は一般にも浸透しているだろうが、これをトラックのキャビンで使うという発想が素晴らしい。

LEDランプの普及によって、必要度が増したパーツが、この「ハイフラ防止キット」かもしれない。ハイフラとはハイフラッシャーの略で、ウィンカーなどをLEDランプに交換するとLEDはハロゲンランプより消費電力が低いため、 システムが球切れだと勘違いしてハイフラ現象(ランプが通常よりも高速で点滅を繰り返す)が発生することがある。これを防止するためのキットなのだが、光モノ系をカスタムするなら必須のパーツといえる。

よく見ないと見落としがちなカスタム部分。それがエンブレムデカールだ。トラックに毎日乗るドライバーか、もしくはトラックが好きで日々観察している人なら一発で分かるであろうエンブレムカスタム。もともとはメッキが施されている部分に貼り付けることで、ワンポイントのビジュアルカスタムができる。
トラックのフロントに装着されるメーカーエンブレムは乗用車の何倍も大きいため、デカールで色を変えるとかなり印象が変わるのだが、これもまたトラックならではのカスタムのひとつだ。

こちらは定番中の定番、シフトノブの数々。画像の商品はごく一部で、このほかにも何百本というシフトノブが販売されている。常に触れている重要な部分であることから、デザインはもちろん大きさ、長さなどバリエーションが豊富だ。

ハンドルスピンナーは、ハンドルに取り付けることでハンドルをより簡単に回転させるための補助具で、片手で簡単にハンドル操作が出来ることからトラックドライバーに愛用されることの多いパーツ。一般的なパーツ量販店でも見かけることがあるが、さすがにトラック専門ショップに置かれた数を見ると充実の品揃えと言える。

マニアック度合いはナンバーワンかもしれない、ウォーターホース丸棒ブラケット。形と使い方は画像を見てもらえればすぐわかる。しかし、トラック関係のパーツはかゆいところに手がとどくものが多くて感心するばかりだ。

ボディ側面に装着されているマフラーカバー。こちらもアフターパーツであることがびっくりの一品。もちろん筆者は、こんなものまでが売られているとは知らなかったトラックパーツビギナーです。パーツ自体が大きく、メッキされていることからその存在感はピカイチ。

形もデザインもたくさんあって楽しい、ナンバープレート枠。デコトラに似合いそうなものから、シンプルなものまでバリエーションは豊富だ。価格も比較的安価なうえに、交換しやすいパーツとして人気があるようだ。

その大きさは、まさに家具。キャビンが大きなトラックならではのパーツだろう。一般的に売られている家庭用のキャビネットと比べても収納力は引けを取らないはずだ。

フロントの印象を手軽に変えられるアイラインフィルム。フロントライトの上から貼るだけでのお手軽ドレスアップアイテムだ。

何はさておき、とにかく懐かしいデザインのミラー。ひと昔前にはスクーターに付いている姿をよく見たものだ。これをトラックのどこに装着するのかは不明だが、とにかく懐かしさのあまり紹介してみた。ノスタルジックも悪くない。