そこにシビれる! あこがれるゥ! トラック勝手にピックアップ 

サービスエリアなどで停まっているトラックを見る度に「おっ!」とついつい観察してしまうことが多い。もちろんトラック自体の造形やデザインをかっこいいと感じることも多いのだが、じつはそれ以外の部分でも筆者が注目するのは、取り付けられているパーツや光物系のアイテムだ。この部分はドライバーの好みやセンスが如実に表れる部分でもあり「きっとこのトラックのドライバーはこんなテイストが好みなんだろうな」と勝手に想像するのはかなり楽しい。そこで今回はいろんなところで見かけたトラックのこだわり部分を勝手にピックアップしてみた。

まずは定番のライト系なのだが、フロントグリルの一部、さらにISUZUなどエンブレム部分がブルーに光るのが筆者的には完全にツボ。スポーツカーでもネオン管を使ってボディ下や室内を照らすのはよくあるカスタムだが、そういう派手な演出ではなく、あくまでもワンポイントとして光っているのがカッコイイのだ。

こちらはリップスポイラーに装着された白色ライト。ドレスアップというよりは、視認性向上に役立つ灯火という意味合いが強いが、このシャープな感じがトラックの存在感を引き立たせている。

もうこれは確信犯的にレトロ感を演出しているイエローフォグ。ボディが旧めのトラックにはもちろんマッチするが、新しめのトラックに丸いフォグランプという組み合わせは、フロントの迫力が一気に高まる。トラックドライバーの間で定番だとしたら、技ありのセンスの良さに感動する。

見落としがちなのに、意外と多くのトラックが施しているのがこれ。何かお分かりになるろうか? そう、エンブレムの下地の色を変更しているのだ。これはショップなどにも売っている立派なカスタムパーツなのだ。一番目立つ場所にあるエンブレムをさりげなくドレスアップするという、まさにツンデレなカスタム。

トラックはボディが大きなぶん、エアロパーツも迫力がある。サイドのデザインもフェラーリテスタロッサのサイドスリットを連想できるほどレーシーでかっこいい。今回見かけたトラックはカラーリングも深いグリーンにメタルフレークが散りばめられていて、存在感は十分だった。

タイヤが大きいぶん、レーシーさも際立つホワイトレター。ただ文字を白くしただけなのに、とにかく目立つしカッコイイ! ほかのトラックも真似すればいいのに、と思うのだが、すぐに汚れてしまうことを考えると、なかなか手間がかかるカスタムなのかもしれない。

めちゃくちゃ目立っていた、翼のイラストが描かれた一台。キャビンの形に沿って描かれていて存在感は抜群だった。ラッピングかな? と思って近づいてみたが、しっかりとペイントされた本気のグラフィック。迫力とスピード感あふれる1台でした。

スカニアなどユーロ系ではよく見かけるルーフ上のフォグ。これが付いているだけで、長距離を走りきる勇ましさを感じてしまうのは筆者だけではあるまい。機会がまだないのだが、これらのライトを全点灯したシーンをいつか見たいと思っている。

さりげないおしゃれというには存在感がありすぎる燃料タンク。デコトラの世界では定番のウロコステンレス仕様だ。搭載していたトラックもピカピカだったので、きっとドライバーは細部にまでこだわってカスタムするタイプなのだろうと、想像してみた。

こんなところにカスタムを取り入れられるのもトラックならではといえる。

トラックのカスタムはバリエーションも豊富な上に、さりげないおしゃれ部分がたくさん見つかるのも特徴のひとつ。ぜひ駐まっているトラックをじっくり観察していただきたい。思った以上に細部までこだわったカスタムが施されていることに驚くはずだ。

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