我々の生活を陰で支える物流倉庫。多くの人はその存在こそ知っているものの、詳しい業務内容を理解している人はあまりいないだろう。しかし、宅配が急激に増えたことで、その拠点となる物流倉庫は非常に重要な役目を果たしているのは間違いない。
さらに物流倉庫は荷主と配送業者のハブ的なポジションであるため、一般人が利用する機会は少ないと言える。
しかし物流倉庫の中には、意外とも言える使い方を提供しているケースがあるので紹介しよう。

そもそも物流倉庫は名前の通り、お客さんから預かった荷物を保管、管理するのがメインの業務内容だ。そして、ただ荷物を預かっているだけではく物流倉庫ならではの作業も多い。その一部を紹介すると、梱包やパレタイズ、伝票の制作や貼り付けなども荷役作業に含まれる。つまり、荷物を預かることから始まって配送へと送り出すまでの一連の作業をこなすのが物流倉庫と言わけだ。
こうした中で、荷物を預かるという業務のほかに「スペース貸し」というサービスを行っている物流倉庫も増えてきている。
これは、倉庫内の場所だけを借りて、その場で作業したり管理するというもので、いわば物流倉庫内にあるレンタルスペースという感じになる。
そして、この貸しスペースというサービスを展開している倉庫は少なくない。実際に中小規模の物流倉庫をよく見てみると、看板に「貸しスペースあります」や「レンタル倉庫」などと書かれていることもある。
これはあくまでも個人利用を前提としているサービスであることも多く、内容を知っていると非常に便利な使い方ができる可能性が高い。

そして、今回はある物流倉庫が提供しているスペース貸しを取り上げて説明しよう。本来は物流倉庫だが、余ったスペースを一般にも貸し出しているのが川崎市にあるロジ・テック トーシンだ。
倉庫物件の一部(約8坪)を一般人にも貸し出してくれている。実際に中を見ると、かなり広いスペースであることがわかる。流動性がある荷物の場合は、もちろん物流倉庫に依頼すれば、配送まではお任せだが、単純に荷物を保管したいというのであれば、トランクルームより、かなりリーズナブルな価格で借りることができる。
参考までにロジ・テックトーシンの場合だが、8坪(約26㎡)を月4万円でレンタルできる。もちろん複数人でシェアすれば、思った以上にコストがかからずに倉庫を使うことができるのだ。
例えば4人で借りた場合、一人の出費は1万円だが、一般的なトランクルームが1畳(1.8㎡)ほどのスペースで数千円~1万店程度ということを考えると、使えるスペースの差は4倍程度となる。トランク―ルームでは難しい、保管スペースで簡単な組み立て作業もしたいなどという使い方にはベストマッチと言える。
またロジ・テック トーシンの場合は倉庫を借りる場合に発生する保証金などもなく、単純に月額だけで利用がOKなのだ。これは中小規模の物流倉庫ならではのお宝サービスと言える。

どうしても一般的には馴染みの少ない物流倉庫だが、実はとんでもないお役立ちサービスが展開されていることあるので、荷物の保管場所を探しているなら物流倉庫を候補に入れてみるのは大いにありだ。
本記事に登場する貸しスペースの問い合わせは「ロジ・テック トーシン」まで。
株式会社ロジ・テック トーシン
神奈川県川崎市宮前区馬絹2-2-31
TEL:044-877-6111