
乗用車と違いタイヤが4本以上付いているトラックの場合、チェーンを装着するときに装着するタイヤの場所や、装着方法に少し違いがある。そこで今回はトラックにおけるチェーンの装着について説明していこう。
まずチェーンを装着するタイヤだが、これはトラックに限らず、チェーンを巻くのは基本的に駆動輪だ。そのため駆動輪が前輪であれば前のタイヤに、後輪であれば後ろのタイヤに取り付けるが、これはトラックの場合も同じだ。
トラックはタイヤがたくさんついているため、駆動方式がわかりにくいが3軸や4軸の場合にはトラックの説明書やスペック表で確認することができる。
ここで簡単に駆動方式の種類を説明しておくと、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)FR(フロントエンジン・リアドライブ)MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)RR(リアエンジン・リアドライブ)AWD(全前輪駆動車)に分けることできる。
ではトラックの場合はどうだろうか。トラックの駆動方式の表記は少し複雑な表記になっているので注意が必要だ。

トラックの場合は、前2本、後ろ4本の合計6本や前4本、後ろ8本の合計12本など、多くの種類があるため駆動方式の記載方法が複雑になってくる。
例えば、「2-2D」と表記されている場合、前に2本のタイヤが装着され、後ろにも2本のタイヤが装着された後輪駆動という意味だ。数字と数字の間にある「-」の表記は前輪と後輪に分かれていることを示している。
また数字の後ろに付いている「D」の表記は英語の「ドライブ」の頭文字となっており、駆動輪のことを表している。つまり2-2Dは前後で4本のタイヤが装着されており、そのうち後ろの二本が駆動輪ということになる。

さらに「2-4D・4」という駆動方式の表記もある。この場合は、前に2本のタイヤが装着され、後ろ4本のタイヤが駆動輪、さらにその後ろに4本のタイヤが装着されたトラックという意味なのだ。このトラックを具体的に説明すると、3軸で後ろ2軸がダブルタイヤになっている。そして駆動輪は真ん中にあるダブルタイヤというわけだ。
この表記では前輪もしくは後輪が2軸ある場合は「・」を表記して、後輪が前後に分かれていることを表していることも覚えておいてほしい。
説明が前後するが、ダブルタイヤとは片側にタイヤが2本1セットになって装着されているもののことなのだが、ダブルタイヤの場合、片側2本あることで一軸に装着されるタイヤの合計が4本となるため、「4」と表記されているのだ。
最後にもう一度おさらいをしておこう。
「2-2D」ならタイヤは前から2本+2本と装着されており、駆動輪は後ろ側の2本。「2-4D・4」ならタイヤは2本+4本+4本で、真ん中の4本が駆動輪ということだ。理解していないと複雑だが、数字と英語「D」の意味さえ分かれば、どんな駆動輪を持ったトラックなのかをすぐに理解できるようになる。
