
高速道路は、都市間の移動や物流を支える重要なインフラとして、わたしたちの生活に欠かせない存在となっています。そんな高速道路には安全に走るための設備や標識が詰め込まれていることをご存じでしょうか。そこで今回はちょっとした雑学を交えて、高速道路について説明していきましょう。
白線の正式名称

見慣れてしまって、特別に気にすることも少ないかもしれないのが路面に描かれた白線。道路に書かれた白線というだけで何かわかりますが、実は正式名称があります。
一般的に「白線」と呼んでいるものは、大きく分けて以下の3つに分類されます。
車道境界線
同じ方向に進む車線同士を区切る線のことです。
役割: クルマが走るべき車線を明確にします。高速道路では通常、長い破線で描かれています。
車道外側線
一番左側の車線と、路肩(緊急停車などをするスペース)を区切る線のことです。
役割: 車道の端を示し、ドライバーが路肩に進入しすぎないようガイドします。
中央線
対向車線とを区切る線のことです。センターラインという呼び方が最も普及しています。
役割: 進行方向が異なる車線を分離します。高速道路ではガードレールやコンクリート壁があることが多いため、その根元に引かれています。
車間の距離が確認できる破線
高速道路の走行車線と追い越し車線を区切る線(車線境界線)は、破線になっています。この破線の間隔は決まっていて、白線部分が8m、空白部分が12mの計20mが1セットになっています。白線と空白区間が5セットで100mとなるので、この仕組みを知っていれば、白線を目安に前のクルマとの車間距離を把握することができます。
緑と白の鯉のぼり?

横風注意という標識と一緒に、鯉のぼりのようなものが高速道路の脇に立っているのを見たことはないでしょうか。これは、「ふき流し」と呼ばれ、風の向きや強さを目で判断するために設置されています。トンネルから出た途端に強い横風が吹いていたりすると、風にハンドルがとられてしまって事故につながりかねません。そこで、ドライバーに風の強さをお知らせするため、橋の上やトンネルの出口など、風が通りやすいところには、この吹き流しが設置されています。
凍らないから凍結防止剤

路面の凍結を防止する目的で使用されるのが凍結防止剤です。道路に凍結防止剤を撒くのは、氷点を下げることによって、路面に残った雪や水分が凍りつくのを防ぐためです。
一般的に使われる凍結防止剤には主に以下の3種類があります。
塩化カルシウムは即効性が高く 程度の極寒地でも効果を発揮。道路、坂道、急激な積雪時につかいます。
塩化ナトリウムはいわゆる「塩」です。安価で持続性が高いが、対応温度は-10℃程度まで。一般道、広範囲の散布で使われます。最後は酢酸カルシウムですが、これは金属を腐食させにくく環境に優しいが、価格が高くなるため、橋、空港の滑走路で使用されます。
雪がなくても凍結防止剤

凍結防止剤の散布は、降雪が予測されていたり、降った雪が溶けて路面に残った水分が、気温の低下で凍ってしまうような場合に行ないます。また、気温低下に伴って霜が降りる場合にも、路面が濡れて凍ってしまうことがあるので、凍結防止剤を撒くことがあります。
たくさん架かっている橋の名前は
高速道路の上に架かる橋の正式名称は跨道橋(こどうきょう)です。 漢字からも分かるよう道路上をまたぐような形で設置されている橋のことを意味し架道橋と呼ばれることもあります。
ハイウェイラジオ

高速道路の事故や渋滞の最新情報を伝えるハイウェイラジオ。AMラジオの周波数を1620kHzに合わせれば聞くことができますが、情報は5分おきに更新されます。そして、その内容を伝えてくれるのは合成音声です。
