我々が普段何気なく使用している一般道や高速道路。知らないと全く気が付かないが、そこにある工夫や安全対策は知れば知るほどなるほどと思ってしまうものばかり。そこで、交通や道路、標識、道など広い範囲に盛り込まれたトリビアを紹介していこう。
「トンネルの入り口」
高速道路のトンネルの入口が斜めになっているのは、ドライバーの恐怖心を和らげるため。入口が垂直だと恐怖心で減速する人が多く、渋滞が起こりやすいからだ。狭くて暗いトンネルにそれなりのスピードで侵入していくと怖いという心理をやわらげれくれるのが、斜めになったトンネルの入り口。この入口を実際に見ると、どこか柔らかい造形をしているために安心感がある。

「SAとPAの違い」
答えを先に言うと、サービスエリアとパーキングエリアには明確な違いはない。サービスエリアの方が比較的大規模と言えるが例外もある。ただしサービスエリアは50kmごと、パーキングエリアは15kmごとの設置が原則となっているため、強いて違いをあげるとすると、この設置される間隔だろう。

「中央自動車道の名前」
中央自動車道は1972年まで「中央高速道路」という名称だった。当時、暫定2車線の対面通行区間で事故が多発。高速道路という名称が速度オーバーを助長するとの意見から変更されたのだ。
「渋滞の定義」
渋滞という言葉はよく聞くが、この渋滞という言葉にはちゃんとした定義があるNEXCO西日本では、高速道路における渋滞を以下のように定義している。時速40km以下で低速走行停止発進を繰り返す車列が1kmかつ15分以上計測した状態。渋滞の中でもほぼ停止している状態を停滞と表現することもある。

「トンネル入口の信号」
トンネルの入り口に信号があるのを見たことがある人は多いはず。このトンネル前の信号は昭和54年の日本坂トンネル火災事故(静岡)をきっかけに全国で設置された。この事故では、情報板で火災表示をしたものの、見落とした後続車が次々侵入し、被害が拡大したことで7人が死亡、173台が焼失する大惨事となった。

「道路の白線」
路面に描かれた白線の長さは、一般道では白線が5m、白線間が5mで、合計10mだが、高速道路では白線が8m、白線間が12mで、合計20mとなる。車間距離を測る目安になる。
「高速道路の歴史」
初めて日本に高速道路が開通したのは、兵庫県尼崎市と滋賀県栗東市の尼崎IC-栗東IC間でした。これは1963年のことで翌年の東京オリンピックを控え、ここから急速に日本の高速道路網は広がっていった。さらに1965年に名神高速道路全線が開通、1966年には自動車専用国道の名阪国道が開通した。その後1969年に東名自動車道が開通され、東京から大阪まで高速道路がつながった。
最後に高速道路ではないが関連する舗装と信号についてのトリビアを追加しておこう。
「坂道の舗装」
急な坂道にコンクリート舗装が多いのは、アスファルト舗装が困難だからだ。アスファルトはローラを使った締め固めが必要だが、急勾配だと難しい。そこで急な坂道にはコンクリートが使用されるが、コンクリートはアスファルトと比べて滑りやすいため、ドーナツ型のくぼみなどが付けられている。

「信号の色」
日本に信号が登場した当初、青信号は今より緑に近く、法令でも緑信号とされていた。設置を報じる新聞が「青信号」と記載したことや、緑色のものを青と表現する習慣から「青信号」が定着。1947年には法令も青に変更された。

