【企業探訪】パーマンコーポレーションに聞く ②パーマンコーポレーションが見据えるこれからの展望とは?

ドライバー不足が懸念される現在ですが、外国人や女性、高齢者ドライバーに対する取り組みなどはありますか?

中部:様々な表示を英語にするとか、注意書きとかをね。考えているけれどあまりできていない。「メガネに文字が映ると言語変換できる」など、そういったツールがあればいいですよね(笑)。標識とかもパッと瞬時に意味が分かるようにできたら便利。これからそういうものが出てくるでしょうし、オリジナル開発ではなくても、様々なアイテムを早く取り入れたいと思っています。

海外での展開はいかがですか。

中部ヨーロッパです。中国製や台湾製と比べると日本の物は価格では勝負できないので、アイデア勝負ですね。アジア圏などはほとんどが中国製の安価なモノばかりで、すぐ壊れる。でも「安いから壊れたらまた買えばいいや」という文化。日本は違っていて「忙しいから交換する手間がもったいない。壊れないしっかりしたものを持ってこい」とお叱りをいただく。だからこそ丈夫で長持ち、質の良いウチの商品を使ってもらえていると自負しています。

装飾系のパーツはどうですか。

中部:一部ですが展開しています。装飾系も最近、頑張っているんですよ。フラットマーカーランプは安くて明るいし、色も綺麗と好評です。マーカーランプ類は「めちゃくちゃ明るくていいよね」と評判です。ほぼクレームもありませんし。ハイワットマーカーも他商品に負けないくらい明るいんです。シルキーといって上品に光るので、明るいけど眩しくない。ヨーロピアン系な落ち着いたモノです。

現在取り扱っているアイテムの総数は?

中部:トラック用部品で弊社が扱っていないものはほとんどありません(笑)。さすがにエンジン部品はやっていないけれど、ウェブサイトを見てもらえればたくさんあるのが分かるはずです。

 実用パーツで人気の商品はなんですか?

中部:1 番人気はやっぱりラッシングベルトです。2 番人気はいろいろあるので分かりません (笑)。いまだとアルミのリアバンパー。純正品は高いですし、ウチのは強度計算書も付けて車検も通るようにしてあるので人気です。でもやっぱりイチ押しはベルトかなぁ。パーマン= ラッシングベルトというイメージを持っていただいているので。「強度があって長持ち」というレビューもいただいたり。長持ちだと交換サイクルが長くてビジネス的には困るんですけどね(笑)。

物流のAI化についてはどんな期待がありますか?

中部:AIや自動運転が物流に入ってくると、24V系でなにか面白いものを考えないといけないですよね。今後は物流のDX化がすごく進んでいきます。配送ルートの自動検索/修正とか、労務管理のコントロールとか。庫内の温度を常にデータで飛ばして、ちゃんと管理していますという証明書を出すクラウド系など。スマホで位置確認して、アルコール検査で吹いたものを送ってもらってアーカイブ化して保存していくとか。休憩中だと分かるボタン通知システムとかも。アナタコを使っているところではそういったニーズもまだあります。そういうクラウドサービスも一生懸命取り組んでいます。

消費者目線での、ECサイトの上手な使い方などを教えてください。

中部:いろんな情報をユーチューブにアップしています。「パーマンLOGI+(ロジプラス)」というオウンドメディアも昨年10月に立ち上げて、物流に関する情報とか新商品、規制に関する情報などを流しています。SNSも充実させています。インスタなら本体とサイドB、ちょっとくだけた内容とか社内の裏側情報とか。各ショップでも展開しているので、インスタだけで5 本も走っています。それとL、フェイスブック。これらをチェックしてもらえると新商品情報が入ってきます。ショップごとにキャンペーンもやっているので、そのあたりをチェックするのがオススメですね。

創業60年を迎えて、これから70年80年に向うわけですが、パーマンはトラックドライバーにとってどういう存在でありたいでしょうか。

中部:10年先は見えないですね、はっきりとは。ただ基本的に、運送会社、輸送、物流に関連するところで、運ぶ、働くクルマというキーワードは念頭に置き続けるので、そこでお役に立てるようにと考えています。これからも現場の声を聞きながら、便利な商品をコツコツと作っていきたい。IT系とかAI関連は簡単ではありませんが、電気系を活用した商品にも手を入れて。基本路線はそこだと思います。もちろん社訓に従ってこだわりは変えず、ブレずにね。トラックドライバーのみなさんに「安心して使える」「これ便利だね」「これ助かるわ」といわれるものを作って世の中に出し続けていきたい。そのためにユーザーさんの声を、運送会社さんや整備工場さんも含めて取り入れて、よそ見をせずにやっていきたいです。

パーマンは安心のブランドとして確立していると思いますが、その信頼の礎はなんだと思われますか?

中部:これまでたくさんのユーザー様から叱咤激励をいただきながらやってきましたのでね(笑)。最近では品質管理部も設置して、なにか不具合があったらすぐ原因究明です。クオリティを上げる努力はかなりやってきましたし、壊れても交換したら終わりではなく、原因を突き詰めてメーカーとも膝を突き合わせて取り組む。それくらいやらないとジャパンクオリティにはならない。取り扱いに危険を伴う商品もウチにはありますからね。信用は一瞬で吹き飛ぶけれど、それを積み上げるのは大変なこと。だからそこは外さないで、一生懸命積み重ねてきています。コツコツ、真面目にやるしかない。製品クオリティは裏付けになる認証もきっちり取得していますし、それがパーマンのこだわりなんです。

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