タイのトラックは積み方もカスタムも豪快!プレハブ輸送から巨大な藁積みまで現地取材

微笑みの国と表現されるタイ王国。コロナ禍以後、経済復興しつつある同国では、ジワジワとだがトラックの過積載取り締まりが進んでいる。とはいえまだまだ驚きの光景には事欠かない。そんなさまざまな積載状態のトラックたちを紹介。

近年、日本では道路陥没による悲惨な事故や事象が多発している。主な要因は、地下に埋められた水道管や道路構造物などの、いわゆるインフラの劣化だ。国内では1960年代の高度成長期にさまざまな道路や生活インフラが多数構築されているが、以来半世紀を過ぎその賞味期限が過ぎようとしているからだろう。

 一方、タイ王国でも近年「道路の陥没による事故」の多発が問題になっている。ある道路陥没による事故発生により、2023年には同国の運輸相が警察にトラックの過積載取り締まりを強化するよう協力を要請している。また時事通信によると2026年5月末には同国運輸相と上院は、改めて過積載トラックの取り締まり強化する法案に合意したという。そんななか7月中旬、タイのライターから最新の現地写真が届いたので紹介したい。

 タイの県道をゆうゆうと移動するトラック……というか、白いプレハブ。このトラック、リアアングルだけで分かりにくいかもしれないが日本でいえば1.5トンクラスの小型トラックだ。重量による過積載ではないだろうが、その後方オーバーハングや両サイドのハミ出しぶりは、堂々たるもの。ほぼ車線と同じ横幅があるプレハブ家屋を積載して移動している。日本ではまず見ることのない光景だ。

 タイの農村を駆け抜けるいすゞの最新大型トラクタ。いすゞグループ傘下となるUDトラックスの生産拠点で製造されたモデルだ。車両の総重量は単車なら25〜41トン、連結なら36〜80トンクラスとなる大型トラックで、2024年からリリースされている。

 最新のモデルにもかかわらず、アジアというかタイらしいカスタムぶりにも注目したい。キャビンの上部には上下2弾の10連スポットライトが、バンパー下にはアンダーバーに沿うように10連スポットライトが備わる。また左右のミラーステーには、蛇腹状の謎の飾りがついている。なかなかのコーディネートだ。

 しかし一番の注目は、やはり大幅に「かさ増し」した荷台の補助ステーとその積み荷の大きさだろう。単車部はもちろん、連結されたトレーラーでもその上部にはパイプ状のアオリがしっかりと固定されている。停車時にドライバーに聞くと「荷物は藁(ワラ)だよ」とのこと。ガッツリ満載して、決まったルートを走るのだという。(たぶん)過積載ではないものの、その姿にはやはり圧倒されてしまう。

 トラックの積載姿もモータリゼーションもまだまだカオスな状態のタイ。でも少しづつ、ジワジワと発展・整理されているようだ。

 高速道路を走行中に発見したカスタムトラック。巨大なマフラーなのか、それとも大音量のホーンなのかは不明だ(7連のエキゾーストパイプの上部にはホーン用と思われるエアタンクが2つ装備されていた)。

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