トラックドライバー気質を持つアニメ・漫画キャラを全国1000人に調査。1位は両津勘吉。豪快さや義理人情、運転技術へのイメージがランキングに表れた。
職業に対する世間のイメージには、ステレオタイプが付きまとう。ドラマの警察官役にコワモテの俳優が起用されがちなように、トラックドライバーに対しても、世間は共通のアイコンを抱いているようだ。では、一般市民が思い描く「最強のトラックドライバー気質を持つアニメキャラ」とは誰なのか。中古トラック売買のアートフレンドAUTOとNEXERが共同で全国1000名を対象に実施したアンケートでは、上位10名が全体の6割以上の票を占める結果になった。
1位は圧倒的な得票を集めた「両津勘吉」

堂々の1位に輝いたのは、261票という圧倒的な得票数を叩き出した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の「両津勘吉」だ。2位の「シティーハンター」に登場する「海坊主」(58票)と比較して、4倍以上の差をつける独走劇である。両さんをはじめ、海坊主や10位の「ONE PIECE」の「フランキー」らの顔ぶれを見ると、世間が抱くトラッカー像の王道が見えてくる。「頑丈な体躯と義理人情に厚い兄貴分」という姿だ。昭和の名作映画「トラック野郎」の「星桃次郎」から続く、「鉢巻きにダボシャツ、腹巻にステテコ」スタイルのイメージは、令和の今もなお根強いといえる。とはいえ、実際の現場でそんな昭和レトロな装いのドライバーなど、まず見かけることはない。
また、その昭和スタイルを地で行く「天才バカボン」の「バカボンのパパ」が、5位(47票)にランクインしているのも味わい深い。9位の「クレヨンしんちゃん」の「野原ひろし」ともども、「パーキングエリアで缶コーヒーを飲んでいそう」な、妙にリアルな親近感を醸し出しているといえる。
ハードボイルド勢に見る「プロ」のイメージ

一方で、男が惚れるハードボイルド勢も、順当に票を集めた。3位にランクインした「GTO」の「鬼塚英吉」、4位の「サラリーマン金太郎」の「矢島金太郎」、7位の「ゴルゴ13」の「デューク東郷(ゴルゴ13)」、8位の「ONE PIECE」の「ゾロ」だ。悪路も力強く踏破しそうな野性味と操縦技量は、大型車を操るプロの力強さと重なる。
少々興味深いのが、6位の「ルパン三世」だ。劇中では小型車が中心でトラックのイメージとはほど遠いが、「運転が超一流だから」という理由で選ばれた。一般層がトラックドライバーを、「卓越した技術を持つプロフェッショナル」と認識している証左といえよう。
トップ10に女性キャラは一人も入らず

今回の結果で最も興味深いのは、トップ10に女性キャラが一人も入らなかった点だ。2020年に全日本トラック協会が行った調査でも女性キャラは「ゼロ」(ちなみにその際の1位はドラえもん、2位はジャイアンであった)。昨今の物流現場では、キャビンに颯爽と乗り込む「トラガール」の活躍が目覚ましい。しかし、世間のイメージが現場の進化に追いつくには、もう少し時間がかかりそうだ。
「あのキャラが同僚なら無線連絡が騒がしそうだ」とか、「積み込みの相棒なら頼もしい」などと想像が膨らむ本ランキング。昨今のアニメブームと相俟って、今後はさらに幅広いキャラクターが登場するかもしれない。日々の運行の合間、PAなどの休憩タイムに仲間と語り合う絶好のネタになるのではないだろうか。
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