ブレーキ関連の警告灯は色にも注目したい。赤色が消えない場合は走行を控えるべき状態の可能性があり、黄色もシステム異常を知らせていることがある。まず駐車ブレーキやメーター表示を確認し、異常があれば点検を受けよう。
トラックのメーターにブレーキ関連の警告灯が点灯したときは、マークだけでなく「何色で点灯しているか」も重要だ。
警告灯の色は一般的に、赤色は危険度の高い異常や直ちに確認が必要な状態、黄色・橙色は注意や点検が必要な状態を示す。ただし、実際の意味や表示方法は車種や年式、ブレーキ方式によって異なる。
ブレーキ関係では赤色の「!」や「P」などの表示だけでなく、黄色のブレーキシステム警告灯、ABS警告灯、エア圧に関する警告などが表示される車両もある。色だけで判断せず、どのマークが点灯しているのかを合わせて確認することが大切だ。
赤いブレーキ警告灯はまず駐車ブレーキを確認

赤色のブレーキ警告灯が点灯していたら、最初に確認したいのが駐車ブレーキだ。
駐車ブレーキをかけている間、赤いブレーキ関連のランプが点灯する車両がある。そのため、発進時に警告灯が点いている場合は、まず駐車ブレーキが完全に解除されているか確認する。
電動パーキングブレーキを装備した車両では、作動中や解除途中で表示灯が点滅する場合もある。駐車ブレーキを解除すると消灯するのであれば、通常の表示である可能性が高い。
問題なのは、駐車ブレーキを解除しても赤いブレーキ警告灯が消えない場合だ。
油圧式ブレーキを使用する車両では、ブレーキフルードの量が低下していたり、ブレーキ系統に異常が発生していたりする可能性がある。赤色の警告灯が消えないまま走行を続けるのは避けたい。
黄色の警告灯でも「走って大丈夫」とは限らない

赤色ほど緊急性が高くないように見える黄色・橙色の警告灯も、無視してよいわけではない。
車種によっては黄色のブレーキシステム警告灯があり、電子制御ブレーキシステムや電動パーキングブレーキなどの異常を知らせる。
また、ABSに異常が発生した場合にはABS警告灯が黄色や橙色で点灯する車両が一般的だ。ABS警告灯だけが点灯している場合、通常のブレーキ機能が直ちにすべて失われるとは限らないが、急ブレーキ時などにABSが正常に作動しない可能性がある。
つまり「黄色だからそのまま乗り続けてよい」という意味ではない。
黄色・橙色のブレーキ関連警告灯が点灯した場合も、取扱説明書で表示内容を確認し、必要に応じて販売店や整備工場で点検を受けることが重要だ。
大型トラックはエア圧の警告にも注意

中型・大型トラックでは、乗用車や小型トラックとは異なり、エアブレーキを採用している車両が多い。
そのため、ブレーキ警告灯だけでなく、ブレーキエア圧の警告表示やブザーにも注意する必要がある。
エア圧が規定値まで上がっていない状態では、正常な制動力を確保できないおそれがある。エア圧低下の警告が表示されている場合は、警告が消えるまで発進しないことが基本だ。
走行中にエア圧低下の警告が出た場合や、ブレーキペダルの感触がおかしい、制動力が弱い、異音がするなどの症状がある場合は、無理に走り続けてはいけない。
ブレーキ関連の警告灯は、同じようなマークでも車種によって意味が異なる場合がある。「赤なら危険、黄色なら注意」をひとつの目安としながら、最終的には車両の取扱説明書で表示の意味を確認することが重要だ。
