
最近何かと話題のAI技術。人口知能と呼ばれるように、我々と同じようなクリエイティブ能力を持ち、最近の動画では本物と見間違えてしまうような高い完成度を持つ作品を生み出すことも可能となった。比較的手軽に使えるAIも出回り始め、仕事やプライベートで使う機会も増えてきたが、ふとAIが答える物流やトラックの未来が気になった。そこで知りたいと思ったことをAIに聞いてみたので、その答えの一部を紹介してみよう。

「10年後の物流業界はどうなっていると予想する?」
(AIの答え)
10年後の物流業界は、自動化・デジタル化・環境対応が大幅に進み、持続可能性と効率性を両立する新しい形へと変革していると予想される。特に自動運転やドローン配送、EVトラックの普及が大きな柱になります。
この質問に対する答えのなかで気になったこともいくつかあった。例えば自動運転技術や共同配送の導入で補う流れのなかで、物流DX(デジタル・トランスフォーメーション)により、紙やFAX中心の業務は完全に消滅、というものがあった。AIが言い切っているので、紙はともかくFAXはなくなりそうな予感がします。
「物流トラックは完全自動運転になると思う?」
(AIの答え)
物流トラックが完全自動運転になるのは「すぐ」ではなく、まずは高速道路や拠点間輸送でのレベル4が普及し、その後に都市部やラストマイル配送へ拡大していく流れです。レベル5の完全自動化は技術・法規制・社会受容の課題が解決されてからで、2030年代以降が現実的なタイムラインと考えられています。
非常に優等生的な答えだが、完全な自動運転になるかと言うことに関しては、可能性というレベルの表現にとどまっている。2030年まではあと5年弱だが、それまでに無人運転が一般化しているというのは少し難しそうだ。
「物流ドライバーの人手不足を解消する方法ってなに?」
(AIの答え)
解決策の方向性としては、労働環境改善、給与・福利厚生の見直し、休暇取得のしやすさ、長時間労働の抑制、女性ドライバーが働きやすい環境整備、荷待ち時間削減のための予約受付システム導入ほか。
という答えだったが、そのなかに「採用拡大」「自動運転トラックや隊列走行の導入で人員不足を補う」という一例もあった。少し的外れな感じもするが、まだまだAIには未来を予想するというのは難しいかもしれない。

最後「かっこいいトラックドライバーとは?」と質問してみたところ
いいテーマですね、と前置きがあって、そこから「かっこいいトラックドライバー」とは、単に見た目や車両の派手さではなく、仕事ぶり・姿勢・スタイルに宿るものだと思いますとの答えだった。
さらに、同業者や顧客に礼儀正しく、助け合いを大切にすると締めくくられていた。AIもなかなかやるな、と思った瞬間だった。

