日本の物流を支えているトラック。それを運転しているドライバーは、やりがいのある職業といえよう。確かにきつい仕事であるかもしれないが、キャビンに座れば一国一城の主も同然。そんなトラックドライバーにも、人知れぬ悩みが存在するようだ。

・連休が憂鬱
トラックドライバーは、曜日に関係なく乗務を行う。平日に休むこともあるし、休日に働くこともある。しかし、世間は土・日・祝日が休み。お盆や、ゴールデンウィークなどの長期休暇もある。休みの日にはクルマでレジャーに出かける人が増えて、道路はあちらこちらで渋滞や事故が起きる。さらに、運転に慣れないサンデードライバーが出没して、周囲に配慮のない運転をする。トラックドライバーにとって、休日の運転は気の重いことが多いのだ。

・トイレ探しで焦る
高速道路ならサービスエリアやパーキングエリアで用を足せるはずだが、大型トラックの駐車スペースは満車になっていることも多い。そのようなときは、次のエリアまで我慢しなければならないのだ。また、駐車場が空いていても狭いスペースしかなければ同じこと。不慣れな場所の一般道なら、トラックを停めることができるトイレを探すことから、始めなければならない。ゆえに、早目にトイレを済ましておく習慣が大切になってくるのだ。
・快適なキャビンを作るにはお金がかかる
トラックドライバーにとって、キャビンはマイルームといっても過言ではない。快適性を求めて、冷蔵庫・湯沸かしケトル・電気毛布などを用意しておこうと考える。しかし、これらのグッズはすべて自腹。装備と出費のバランスは難しく、計画的に少しずつ揃えていく必要がある。
・荷積み・荷降ろしの負担が大きい
プラットホーム・フォークリフト・クレーン・テールゲート・かご車などを使用できれば、少しは荷積み・荷降ろしも楽になる。しかし、手積み・手降ろしを強いられれば、体力的にかなり厳しい。とくに大型トラックなら、数時間を要する重労働になるからその負担は半端ではない。

・眠気との闘い
どんなに体調を整えていても、長時間の運転で眠気に襲われることがある。その対策として、目の覚めるドリンクを飲む・歌を歌う・窓を開ける・ガムを噛む、などといった方法が有効とされる。しかし、こういったやり方では解決しないことも少なくない。休息をとれれば、それに越したことはないのだ。

・仲間たちのことが気になる
トラックの運転は、ワンオペがほとんど。不必要な人間関係に煩わされずに済む半面、コミュニケーション不足で人恋しくなることもあるという。たまには皆で、集まってみたいと思うこともあるようだ。
・右腕の日焼けあと
国内を走る車両は、一般に右ハンドルだ。すなわち、ドライバーの右側に窓が来る。そこに日が差し込むことで、右腕が重点的に日焼けしてしまう。中にはアームカバーや日焼け止めを使用する人もいるが、紫外線から完全防御というわけにはいかないようだ。
・安眠できない
大型トラックならキャビンの後ろや上部などに、横になって休める休息スペースがある。ここで爆睡する強者もいるが、多くは浅い眠りになるという。そのときに見る夢が、運転中のトラブルなどといった悪夢であることも少なくなく、はっとして目を覚ましてしまうドライバーもいるのだそうだ。
