全部知ってたら標識マニア。高速で見かける看板のハナシ

標識は交通安全には欠かせないのは知っての通り。そして走行する速度が高い高速道路には数多くの標識が設置されている。普段から運転する人であれば、見慣れた標識だがその正確な意味や、標識に関する工夫を知らないことが多いはずだ。そこで今回は高速道路で見かける看板について説明していこう。

「R標識」

黄色いひし形のR=数字の看板を見たことはないだろうか?このーブの半径を表している看板で、一般的には曲線半径予告標識、R標識、カーブの看板などと呼ばれている。高速道路は、道路の設計速度によって、例外を除き「これ以上のRでカーブを作らなければならない」と言った基準がある。具体的には設計速度120kmでR=710以上、100kmでR=460以上、80kmでR=280以上だ。このRが小さくなればなるほどカーブがキツくなっていくわけだ。

「キロポスト」

高速道路の路肩などに設置された数字の書かれた小さな看板。これはキロポストと言って、その高速道路の起点からの距離を示している。このキロポストの使用目的は、事故や落下物などがあって通報のとき、〇〇道路の何km地点と的確に報告を行う場合に利用する。

「公団ゴシックとは」

昔の標識の文字、特に「な」や「ま」などの曲がり角をよく見ると、線がカクカクしていたり、わざと隙間が空いていることがある。これは「公団ゴシック」と呼ばれる独自の書体だ。高速で移動しながら遠くから見たとき、文字の線が太いと潰れて見えてしまうが、あえて線を削ったり、角を落としたりすることで、時速100kmでもパッと判読できるように設計されている。

「看板に書かれた文字も進化している」

文字の端々が少し欠けていたり、隙間が空いているの公団ゴシックは高速走行中に遠くから見た際、文字が「視覚的なにじみ」で潰れて見えないようにするためだが、現在では「ヒラギノ角ゴ」などのデジタルフォントに移行している。

「看板の傾き」

実は、高速道路の標識は道路に対して完全に垂直(90度)ではなく、わずかに内側に傾けて設置されている。これは夜間、車のヘッドライトの光が標識に当たって反射した際、その反射光がドライバーの目に入って眩しくならないように(鏡面反射を避けるため)計算された角度で設置されているからだ。

「標識の文字に穴」

最近の新しい標識(LEDではないタイプ)をよく見ると、文字の部分に小さなドット状の穴が開いていることがある。これはカプセルプリズム型と呼ばれ、反射シートの技術が使われている。自動車のヘッドライトの光を効率よくドライバーに跳ね返すために、微細なプリズムが埋め込まれているのだ。昔は標識を照らす照明(外照灯)がついていたが、今の標識はシートの反射性能が極めて高いため、照明なしでもライトが当たれば自ら光っているように明るく見える。

PHOTO GALLERY

ページトップに戻る