超ド級の過積載トラックを発見! in タイ王国

日本ではすっかり(ほぼ)姿を消した「過積載トラック」。かつてはダンプなど「積めば積むだけ稼ぐことができた」時代があったが、もはや過去の出来事でしかない。
ところが海外に目を向ければ、まだまだ過積載トラックの威容(異様)を誇るシーンを見かけることができる。写真のピックアップトラックを見て欲しい。前方から見ても、真横から見ても、後方から見ても、一目瞭然、というか2度見すること間違いなしの過積載ぶり。重量は不明だがその体積は車両自体のそれを数倍も上回っている。日本ではなんとも「ありえへん」光景だろう。

無論、この車両を発見したのはタイ王国でのもの。車両はタイではかなりポピュラーなピックアップトラック、いすゞのD-MAXだ。メーカーのオプション装備か、と思わせるようなしっかりした特装が施されている。初めからこれくらいの積載量を想定しての? 各所のカスタムぶりに注目だ。

まずはルーフ上のパイプレーム。ハインドメイドらしいものの、しっかりと左右対称のデザインで構築されている。そのフレームはボンネット前端とほぼ同寸まで伸びている。一方、リヤのオーバーハングも遠慮がない。荷台全長の2倍はゆうに延長されているのがわかる。

伊達や酔狂で過積載していない、ことがわかる部分が、ボディ下に備わる「根太パイプ」。そう、D-MAXはモノコックボディではなくフレーム構造ゆえ、前後&上方に伸びるパイプはボディ下のフレームに固定されているのだ。これによりボディを傷めず、かなり高い強度で巨大な荷物を支えることができるようだ。

もうひとつの注目は荷かけシートのテクニック。これでだけハミ出ていても計算づくでかけられており、美しいほどの完成度を醸し出している。きっと同じ荷物を、同じ量、何度も輸送しているから可能になる芸当だ。。

さて気になる荷物の正体は一体なんだろう、、、。現地のライターがドライバーに尋ねたところ「工業用のティッシュだよ」とのこと。思わず納得だが、それしても威容(異様)な、いでたちであることに違いはない。日本なら過積載甚だしい光景だが、なぜか懐かしさや活力を感じる。タイならではの日常だ。

最後にプチレポートを。
イランとアメリカの戦争により懸念されている石油危機だが、日本はもちろんタイ王国でも深刻なガソリン不足が発生している。ガソリンスタンドではどこも順番待ちで行列ができている。

写真の場所はタイでも一番物流が多い輸出港である、レンチャバン近郊。現地のライターによると「一回で給油できる量を制限している」らしく、乗用車もトラックも各駅停車のようにしょっちゅうガソリン給油するハメになっているとのこと。トレーラーの垂れ幕には政府に向けて「ガソリン不足を助けてください」という意味の言葉が掲げられているのだとか。

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