意外や意外、こんなところで手に入るのか! というパーツ

トラックにまつわるパーツは数々あるが、一般的にはあまり知られていないものも多い。どこで売ってるの? というよりも、そんなものが売っているのか? という感じのものが見つかるのがトラックパーツショップ。そこで今回は、トラックドライバー御用達ながら、なかなか訪れる機会のないトラックパーツ専門店で、一般人の筆者が見つけた意外なパーツをピックアップしてみた。

トラックの後部に取り付けられている大型後部反射器。これはトラックの種類に合わせて柄が決まっていて、トラック・トラクタ用はゼブラ型(縞模様)、トレーラー(被牽引車)は額縁型となっているので、2種類のデザインがあるわけだが。この大型後部反射器が、パーツで売られていることに驚いた。なぜなら、こうしたパーツは架装メーカーしか取り扱わないのだと思っていたからだ。乗用車でいうところの車種別のエンブレムのような扱いで、破損した場合は架装メーカーに手配してもらうものだと勘違いしていた。

そのためショップで売られている姿を見たときは、ちょっとびっくりしたのだった。

絨毯やカーテンの素材かと思いきや、よく見るとステッチを施した製品もあった。色や大きさもバリエーションがあるし、どうやら車種別の設定があるようだ。最初はキャビン内に敷く絨毯や内張素材かと思ったが、この正体は泥除け。

大きさも柄もたくさんあったが、それに合わせて売り場面積も広く、トラックドライバーたちにとっては重要かつ人気のあるパーツであることがわかる。一般的なカー用品専門店ではなかなか見ることのできないトラック用泥除け。筆者が店内をうろつく間にも、何人ものお客さんが泥除けコーナーで製品を手に取っていた。

ここに売っていたのか! の代表格がこの「20t超」ステッカー。当サイトでもこのステッカーの意味は過去に解説しているが、こうして店内に売られている姿を見ると、なかなか感慨深いものがある。

外で走っているトラックに貼られているステッカーをまじまじと観察する機会はあまりないが、売り物として見てみると、色や書体、デザインにもバリエーションがあることに気が付いた。今度、20t超ステッカーを見たときは、じっくりと観察してみようと思う。

20t超ステッカーについてはこちらから

当サイトで軍手とトラックの不思議な関係を探ったことがあるが、そのときから何回か見かけたおしゃれな給油キャップカバー。なんの変哲もない給油タンクにかぶせるだけで、あっという間にトラックがかわいらしくなる魔法のアイテムだ。

なぜ軍手が道に落ちているのか? という経緯は以下のページを見てもらいたいのだが

その取材中に数回ほど見かけた給油口カバー。この未使用の実物が売っている場面に出会えたことは喜ばしいとしかいえない。どこにでも売っている軍手、滑り止め付き軍手、カラー軍手など、給油口にかぶせられた軍手は何回も見たが、このおしゃれアイテムはちょっとレアなパーツだったからだ。

これはなんでしょうか? 米袋かとおもいきや「カーゴセーフエアバッグ」という商品。

筆者は過去に一回だけ見たことがあるのだが、そのときは荷物と荷物の間に、穀物系の袋を入れて運んでいるものだとばかり思っていた。ところが、そんなわけもなく。これは隙間を埋める緩衝材というわけだ。空気の量を調整することで空間の調整もできる上に、かなり頑丈な作りだった。

ひっそりと置かれていたコイツを見たとき(ここにいたのかっ)と思ってしまった。

アヒル隊長! だと思っていたら名前は風切りダック。このダックはサービスエリアに停車中のトラックキャビンに飾られているアイテムのなかでダントツに数が多いのだ。

ダッシュボードや助手席ドアノブに飾られている風切りダックのほとんどは、複数で鎮座しており、多いときには7匹の風切りダックを並べているトラックドライバーもいた。

実はネット通販以外でどこで売っているのか不明だったのだが、トラック専門ショップに売られているということは、それなりに人気がある証拠だろう。

ちなみに風切りピッグは現場でみかけたことはまだないのが残念だ。

取材協力 トラックショップ・ジェット 神奈川店

https://www.truckshop-jet.co.jp/kanagawa.html

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