中型免許で乗れるトラックは?4t車との関係

中型免許では、車両総重量11トン未満・最大積載量6.5トン未満の車両を運転できる。一般に「4t車」と呼ばれるトラックの多くも対象だが、4t車は免許区分の名称ではない。実際に運転できるかは車検証の数値で確認する必要がある。

中型免許で運転できる車両の範囲

中型免許で運転できる車両の上限は、車両総重量11トン未満、最大積載量6.5トン未満、乗車定員29人以下だ。トラックでいえば、一般的な4tクラスを中心に、仕様によってはさらに積載量の大きい車両まで対象になる。

ここで注意したいのが、「最大積載量」だけを見ればよいわけではない点だ。免許区分は車両総重量や最大積載量などによって決まり、どれかの条件が上位区分に達すれば、その車両に必要な免許も変わる。

たとえば最大積載量が4t程度でも、架装や装備によって車両重量が重くなれば車両総重量も増える。クレーン付き、冷凍冷蔵車、パワーゲート付きなどでは、同じ「4tクラス」と呼ばれていても諸元が異なるため、名称だけで判断するのは危険だ。

「4t車」と「中型免許」は同じ意味ではない

物流業界でいう「4t車」は、一般に4t前後の荷物を積める中型トラックを指す呼び方だ。全日本トラック協会も、中型トラックは4トントラックとも呼ばれる一方、必ずしも4tを積載できるわけではないとしている。

つまり、「4t車」は車格や積載クラスを表す通称であり、道路交通法上の免許区分そのものではない。実際の最大積載量は荷台の形状や架装によって変わり、車両総重量も車種ごとに異なる。

一般的な4tトラックには車両総重量8t前後の車両が多く、中型免許の範囲に入る。ただし、車両総重量7.5t未満かつ最大積載量4.5t未満など、準中型免許の範囲に収まる車両もあり得る。逆に、増トン車などで車両総重量が11t以上、または最大積載量が6.5t以上になれば大型免許が必要になる。

8t限定中型免許でも4t車に乗れる?

2007年6月1日以前に普通免許を取得した人は、現在は「8t限定中型免許」となっている。この免許で運転できるのは、車両総重量8t未満、最大積載量5t未満、乗車定員10人以下の車両だ。

そのため、昔からある標準的な4tトラックの多くは運転できるが、すべての4t車に乗れるとは限らない。たとえば架装によって車両総重量が8t以上になった車両は、最大積載量が4t程度でも8t限定中型免許では運転できない。

確認するときは、車名や「2t車」「4t車」といった呼び方ではなく、車検証に記載された「車両総重量」と「最大積載量」を見るのが確実だ。平ボディからバン、冷凍車、クレーン車へと架装が変われば、同じ車種名でも数値が変わることがある。

「4t車だから大丈夫」と考えるのではなく、実車の数値と自分の免許条件を照らし合わせることが重要だ。中型免許と4t車は近い関係にあるが、両者は同じ意味ではない。


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